博士の日記

医薬系民間企業の研究員を経て、外資系企業でマーケティング職をやっているバイオ系博士が日々を語ります。

【外資系転職希望者必見!】外資系企業へ非研究職(マーケティング)に転職してみた話

思い切って研究職辞めてみることにしちゃった。もう本当に辞めたけど(退職済み)。

 

オレテ、前にも言ったかもしれないけど英語が結構得意なの。

TOEICは900点。TOEICなんて余り意味ないけど。

そんな英語力を活かして外資系企業に入ることになった。

ポジションは「マーケティング」だよ。なんか良くない?

 

研究職にだけ興味ある人は、前回までの記事で思うところを十分に書き切ったと思うから前回までの記事を見てね。

 

今回から、バイオ系博士が外資系企業で、しかも非研究職で生きていく術について解説してみたい。

 

オレテ、たまに思うぞ。一体、博士号取得者の何割が一生研究だけで食っていけるのかと。(正解は知らんぞ)

食っていけないなら、非研究職もキャリアプランの一考にいれるべきなのでは?

これはまあ、単純にリスクキリングというかリスクヘッジ的な考えね。

また、非研究職をキャリアプランに入れているなら、早めに行動した方がいいのでは?

転職市場では、未経験者に対する見方が厳しい。大抵の求人(それなりに良いやつね)は、どれも「~経験3年以上」(3年は例だけど)とか書いてある。信じられないなら例えば、バイオ系学生の大好きな製薬企業の転職求人を見てみたら?どれも大抵はそう書いてあるはず。40歳過ぎて研究しかしたことないオッサンとか、民間企業が採用する?民間企業って、Recurring Revenue(経常収益)を挙げていかないといけないのに役に立たなそうなオッサンはいらんしょ?未経験の門戸を叩くなら、若ければ若い方が良いことは論を待たないと思うぞ。

という観点から、博士にとって非研究職ポジションは一考に値すると思う。

ポスドクからでも、民間企業の非研究職ポジション(もちろん正規雇用だよ)を狙うことは十分可能。薄情を足かせにするのではなく、テコにできる企業を探して欲しい。少なくともオレテはそれをテコに出来てきた自信があるから、こうやってブログ書いとる。

 

ついでに、転職のノウハウなんかも伝えていけたら良いかなと。

転職の「成功」って、本人の満足感以外には特に定義も何もないと思うけど、あえて分かりやすく(for the sake of clarity)客観的に定量的に定義するなら、年収の増加率(額)が一つの指標として考えられると思う。

今回、内資系の医薬品メーカーから外資系企業にマーケティング(=未経験職種)として転職したことで、年収は200万円くらいUPできた。自分でもびっくりだけど、転職するだけでこんなに年収UPできるなんで思わんかったと。

おかげで月々の家計収支も大幅に改善されちゃったよ。余裕できすぎて、いきおいで株式投資もはじめちゃったし。

 

というわけで、年収200万円UPが「成功」かどうかさておき、実際にそれくらいの年収UPを実現できたコツとか、やり方とかをどんどん共有していきたいと思います。

 

もちろん、それに加えて、研究者が非研究職につくことのメリットやデメリット、さらに非研究職の仕事の種類や仕事内容について色々紹介していきたいな。

 

今、企業でも大学とかでも研究職をやっている人(その上で、ずっと研究職を続けていくことに多少なりとも迷いのある人)にとっては、研究職のキャリアを見直すきっかけになるかもしれないし、そういった際の参考になればうれしい。民間企業における転職って、今までずっとアカデミア研究職やってきたからするとどうやってやっていいかわからんと思うから、役立つと思う。

 

今、学生(バイオ系で修士や博士課程の)の人で、初めから研究職以外を指向している人にも参考になると思う。外資系だけだけど。

 

というわけで、次回から以下について色々紹介していきます。

・バイオ系博士の転職について(研究職→非研究職へ)

・非研究職のポジションとは

外資系とは

外資系企業でバイオ系博士がどう役立つか

 

 

今日はこのへんで!