博士の日記

医薬系民間企業の研究員を経て、外資系企業でマーケティング職をやっているバイオ系博士が日々を語ります。

2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

アカデミアからの民間企業への就職・転職を考えるときに考えること(3)~企業における開発とは?博士号って本当に足の裏の米粒か?

前々回からの続きになります。 前回の最後の方で、規模の小さい会社(ベンチャーではなく)だと研究開発とはいっても実際は開発メインかもしれないという話をしました。 これはアカデミアの現場からするとイメージがつきにくいかもしれません。ですが、企業…

アカデミアからの民間企業への就職・転職を考えるときに考えること(2)~自由度の違い、職種(開発とか)の理解

アカデミアでは、まずやってみるというのがよく許される気がしています。 自由闊達であってこそのアカデミア、その気風が大事なのでしょう。 私も学生のときは、何でも思いついたことはすぐに実験していました。 タンパク質の変異体作ったり、新しい宿主の発…

アカデミア(博士学生・ポスドク)からの民間企業への就職・転職を考えるときに考えること(1)

私のバックボーンはバイオ・生命科学の領域です。 もう少し具体的にいうと、タンパク質の機能・構造解析や、環境中の微生物の生理生態解析、菌叢解析などです。 それらが近からずとも遠からず関連している産業領域というのは、製薬、ヘルスケア、検査、化成…

(自己紹介)バイオ系博士号を取得して研究支援職を経て民間企業の研究職へ

私は、旧帝大でバイオ系の専攻で博士号を取得しました。 28歳のときに博士号を取得し、大学院修了後直ちに民間企業に正社員として入社しました。そのときに入社した民間企業というのは、アカデミアの研究者のお手伝いをする研究支援的なサービスを提供する会…