博士の日記

医薬系民間企業の研究員を経て、外資系企業でマーケティング職をやっているバイオ系博士が日々を語ります。

【仕事で英語つかいたい人必見】バイオ系の民間企業(内資)研究職の業務での英語使用量の実際

前回は、民間企業の研究職に転職する上であったらよい英語力とか紹介してみた。具体的にはTOEIC点数とったらええ、っていうくらいしか話しとらんけど。

今日んとこは、企業で研究職として勤めとって、実際毎日どんくらい英語使うん?って話したる。

 

◆前回記事:バイオ系の民間企業研究職への転職と英語力(TOEICとか)

https://micromegane.hatenablog.com/entry/2019/03/13/075800

 

さて、わしは内資系のバイオ医薬品系企業の研究職してるわけやけど、一体どのくらい英語使ってんのかって話だ。

企業の求人案内とかにも、その企業の魅力のひとつとして「英語使う機会あり!」なんて書いていたりするこの時代。

多分昔だとそれはマイナスポイントだった(英語なんて使いたくないから)んだろうけど、今じゃプラスになるという変遷があったんだろうね。

わしも実際、英語ができることを就職や転職の際のアピールに使っただけでなく、実際に業務上使う機会があるかどうかも企業選びの指標の一つにしていた。

だって英語力つけたいし。

きちっと実用的な英語力を身につけて、国際舞台で活躍したいっていう希望があったし。

で、今ってきっとそういう人多いんじゃないかな?

そんなわけで、研究職は希望するけど国内で日本人以外とコミュニケーションとることなく日本語だけでまったりしたい人はこの記事読まんでヨロシ。

 

で、実際みんなどれくらい英語使いたい?てか使える?

例えばウチの場合やけど、学生んとき留学生ばっかなラボにおったいうんもあって毎週の研究進捗ミーティングは英語やったで。

ワシは博士課程の学生やったから後輩(留学生)に実験教えるんも実験結果の議論に付き合ってやるんもスライドや学会要旨修正してやるんも全部英語やったで。ワイはそれでできとった。

わいの英語力スペックはこんなもんや。でも別にうまくないよ。

流暢には話せんねんけど、意思疎通には問題ないレベル。ちなみに日本に学位取りにくる留学生なんて当然ながら英語ネイティブじゃあらへんよ。中国とかインドとか東南アジアとか中東とか東欧とかそんな感じや。めっちゃなまっとる。わいももちろんネイティブじゃないから、お互い超適当な英語喋るけどそれでも通じ合ってた。

だからコミュニケーションって、言いたいことをどれだけ真剣に伝えたいと思うかってことが大事だと思う。

 

で、仕事での英語って話だけど、最低でも学生の時と同じように日常のコミュニケーションとして英語が求められる職場を希望してた。

研究職になるまえの職場では海外出張多くて、出張先の職場では8割方外人だったから結構英語使ってた。

あと、海外の研究者とか結構来ること多くって、ラボマネやってたからその対応とかで結構英語使ってたで。

 

でもって今はどうなん?って話だ。

今ね、マジで使わんのだわ。

たまに海外メーカーが営業に来たりするけど、外人も来るけど日本法人の営業も連れて来るから結局営業トークは日本語でできたりするし。

英語を積極的に使う環境として、国内で強固な事業基盤がある内資系の大企業ってダメな気がする。日本語だけでやっていけすぎる。至れり尽くせりみたいな。

 

せやけど、大企業だから海外に拠点は複数あって、海外のメーカーを子会社に持ってたりするから海外に出向させてもらうチャンスさせもらえれば海外赴任して英語をたんまり使う機会はある。

だから、海外赴任のチャンスは虎視眈々と狙ってたりするねん。

もちろん研究職だから論文読んだりするときに英語を読むスキルは使うよ。成果出れば論文だって書けるから英語を書くっていう機会もある

でもさ、本当に喋る機会はねえぞ。

外資系企業なら違うかもだけど、そもそも外資は国内には営業拠点しか持っていないケースの方が多いらしいじゃんか。

シンガポールとか深センとかシリコンバレーとかに研究開発拠点作るのイケイケ企業はみんな好きじゃん。

ワシも行きたいで。

 

ていうわけで、企業研究職になると英語の会話力は全然身につかないよ。面接でアピールするんは良いけど、実際に使い所はあまりないという悲しい状況なりうる危険性あり。

その辺はあんまり期待して入社しないようにね。

逆に、研究には打ち込みたいけど英語はちょっとって人には朗報だった?

あ、そういうとき人は読まんでヨロシって書いた?

どっちでもいいさー

なんくるないさ

 

 

今日はこの辺で!