博士の日記

医薬系民間企業の研究員を経て、外資系企業でマーケティング職をやっているバイオ系博士が日々を語ります。

【家族持ち研究系転職希望者必見】パーマネントのバイオ研究職を探し回った話

前回はラボマネをやめて、転職するという決断に至った理由を紹介した。

今回は、僕が行なった転職活動について紹介したいと思う。

以下に詳細は書くけど、僕の狙いは民間企業の研究職だった。そういうポジションを探している人には参考になる内容だと思う。

 

◆前回記事:転職の決めた理由の紹介

https://micromegane.hatenablog.com/entry/2019/03/08/131306

 

 

転職は非常に大事な人生の決断だと思う。

転職なんて当たり前で、それを前提としてキャリアアップを考えるという人もいるけど、僕のような博士号持っている以外とくにとりえのない人間には関係ない価値観だと思っている。なので、自分の道は自分の力だけで切り拓くぜ!って思っている人にはこの記事意味ないかもね。そんな人は読まんでヨロシ。

それと、家族もいるからそうそう頻繁に引っ越しだってできないし。

前職でラボマネとして仕事をしていたときは関東外の地方都市だった。引っ越しせずに済むような希望職種(バイオ系の研究職)を募集している会社なんて無かった。妻も仕事してたから引っ越しする場合は仕事辞めてもらう必要があった。こどもも保育園入ってたしね。結婚してないし当然こどももいないから身軽だよんって人はこの記事あんまり参考にならんかもだから読まんでヨロシ。

 

転職の際、まずは絶対に譲れない条件みたいなものを設定すると思う。設定しない人は今すぐに設定しよう。よくいう「軸」みたいなもんなんで。

僕の場合は、

・基礎系研究職であること

・年収ダウンはしないこと

・パーマネント雇用であること

だった。

 

パーマネントであるってことからすると、いきなりアカデミアでそんな仕事見つかるわけはないので、民間企業の一択だった。(だから、民間企業研究者になったというのは結果論。アカデミアが嫌だったわけじゃない)

 

でも就職活動してみてわかったけど、アカデミアでもパーマネント枠は僕みたいな経歴でも見つからなくはなかった。地方大学の助教とか。論文も少ないし前職が研究者ですらないけど試しに履歴書送ったら面接呼ばれたよ。だからチャンスはあったかもだけど、面接落ちした。

落ちたから参考にはならんかもだけど、どうしてもアカデミアが良いって人は地方大学を一生懸命探すのは手かもしれない。

ただ、自分で外部資金調達しないと、研究予算はほとんどないようだった。面接で、年間40万円くらいしかあげられないけど良い?って聞かれたよ。ちょっと引いてしまったのでそれが顔に出てしまったかもしれない。地方大学っていう環境を考慮しても安すぎな気はする。

 

後、地方の公立研究所とかもチラホラと募集あった。つかアカデミアの定義って何?科研費応募できること?なら多分これらもOK。ばりばり最先端な研究すること?なら違うかも。っていう印象のポジション。

実際に応募はしなかったから分からんけど、敷居の低さ(決して誰でも入れるわけじゃないけど、競争がそれほど激しくないっていう意味でだよ。念のため)は前述の地方大学並みかなっていうイメージ。

 

さて、民間企業の話。

まず、地方大学も地方研究所もそうなんだけど、僕はjrecinで求人を探した。

それで、上記大学の他にこれは、って思った企業2社に応募してみた。

それから、結果待っている間に転職エージェントにも登録した。僕の場合リクナビネクストだけだったけど、本当はもっと色々登録してみた方がいいらしい。

 

リクナビネクストの人とは、電話で面談した。

僕の方の希望を伝えた。で、ジェネラルに使えそうな履歴書と職務経歴書を提出するように言われた。普通、自分で会社に応募する場合、その企業にアピールする形で履歴書も職務経歴書もカスタマイズすると思うけど、転職エージェントを介して応募すると時は、単一の履歴書と職務経歴書をエージェントの方で複数企業に送って、こんな人材いるけどどうかってアピールをするらしい。知っている人からすると常識かもしれないけど、少なくとも僕は知らなかったから念のため。

で、10社くらい、製薬や化成品メーカーにエントリーしたよ。

 

長くなったんで、

今日はこの辺で!