博士の日記

医薬系民間企業の研究員を経て、外資系企業でマーケティング職をやっているバイオ系博士が日々を語ります。

【民間企業研究職】(2)鬱病って漢字で書ける人尊敬する

前回の記事で、私の学生のときの暮らしぶりと現在の暮らしぶり、そして修士のときの就職活動などに関してお話ししました。 ◆前回の記事はコチラから↓ https://micromegane.hatenablog.com/entry/2019/03/01/101352 どこからも無い内定となってしまった私は、…

【民間企業研究職】ホワイト職場と修士での就活と

前回まで、「アカデミアからの民間企業への就職・転職を考えるときに考えること」と題してシリーズで記事を投稿してきました。 が、シリーズとはいっても各投稿間にあまり脈絡がなく続きものといった感じがしないことに気付きましたので、今回から単発記事と…

アカデミアからの民間企業への就職・転職を考えるときに考えること(5)~研究費と自由と論文と

前回は企業研究者という内容からはかなり話が脱線して、上場企業に関して紹介する記事となってしまいました。 今回は気を取り直して、研究者が気になりそうなポイントである「予算」や研究上の「自由度」ということに関してお話ししてみたいと思います。 ま…

アカデミアからの民間企業への就職・転職を考えるときに考えること(4)~上場企業と株式会社

前回はメーカーにおける開発の仕事の説明、基礎研究との違いを説明しました。 その上で、博士の企業での価値などについても言及してきました。 開発と研究が全然違うものだということは、ご理解いただけたでしょうか?研究開発やR&Dというように一括りにされ…

アカデミアからの民間企業への就職・転職を考えるときに考えること(3)~企業における開発とは?博士号って本当に足の裏の米粒か?

前々回からの続きになります。 前回の最後の方で、規模の小さい会社(ベンチャーではなく)だと研究開発とはいっても実際は開発メインかもしれないという話をしました。 これはアカデミアの現場からするとイメージがつきにくいかもしれません。ですが、企業…

アカデミアからの民間企業への就職・転職を考えるときに考えること(2)~自由度の違い、職種(開発とか)の理解

アカデミアでは、まずやってみるというのがよく許される気がしています。 自由闊達であってこそのアカデミア、その気風が大事なのでしょう。 私も学生のときは、何でも思いついたことはすぐに実験していました。 タンパク質の変異体作ったり、新しい宿主の発…

アカデミア(博士学生・ポスドク)からの民間企業への就職・転職を考えるときに考えること(1)

私のバックボーンはバイオ・生命科学の領域です。 もう少し具体的にいうと、タンパク質の機能・構造解析や、環境中の微生物の生理生態解析、菌叢解析などです。 それらが近からずとも遠からず関連している産業領域というのは、製薬、ヘルスケア、検査、化成…

(自己紹介)バイオ系博士号を取得して研究支援職を経て民間企業の研究職へ

私は、旧帝大でバイオ系の専攻で博士号を取得しました。 28歳のときに博士号を取得し、大学院修了後直ちに民間企業に正社員として入社しました。そのときに入社した民間企業というのは、アカデミアの研究者のお手伝いをする研究支援的なサービスを提供する会…